出品したのに売れない。そのとき見直す5つのこと
執筆:内 治子(リユース事業部 / フリマ販売アドバイザー) 8年間で19,448点を自分の手で出品・梱包・発送してきた経験にもとづいて書いています。
まず知っておいていただきたいのは、すぐ売れないのは普通だということです。 当社の実績では、売れるまでの日数は中央値で37日。 30日以内に売れたのは42.6%で、半分以上は1か月では売れていません。 そのうえで、それでも動きがないときに見直す点を挙げます。
売れるまで(中央値)
37日
半分はこれより長い
30日以内に売れた
42.6%
90日以内に売れた
78.1%
最終的に売れた
85.7%
22,684点中19,448点
1. 時期が合っていない
これが最も多い原因です。同じ品物でも、買い手が集まる時期は決まっています。 当社のデータではスーツ・セットアップは1月に年間平均の4.5倍売れており、 逆に4月はほとんど動きません。コートも1月が最も多く、6月は4分の1程度です。
夏にコートを出しても売れないのは、値付けや写真の問題ではありません。 買う人がその時期にいないだけです。急がないなら、時期まで寝かせるほうが結果は良くなります。
2. タイトルに検索される言葉が入っていない
買い手は「ブランド名」「アイテム名」「サイズ」で検索します。 この3つが入っていないと、そもそも一覧に出てきません。
当社が記録してきた商品情報でも、サイズの記載があるものが83%を占めます。 残りの17%は記載できなかったものですが、サイズが書けないだけで見てもらえる機会は確実に減ります。 タグが切れていても、実寸を測って書けば同じ役割を果たします。
3. 写真が暗い・シワが写っている
特別な機材は要りません。昼間に窓際で、床か壁に置いて真上から撮る。これだけで十分です。 蛍光灯の下で撮ると色が転んで、実物より古く見えます。
アイロンをかける必要はありませんが、畳みジワは伸ばしてから撮る。 同じ服でもくたびれて見えるかどうかで、反応が変わります。
4. 値段が相場から外れている
高すぎるのはもちろんですが、安すぎても売れないことがあります。 相場よりはっきり安いと「何か問題があるのでは」と見られるためです。
当社の実売データでは、全体の62%が500〜1,999円に収まっています。 ブランドとアイテムで相場を調べてから決めるほうが確実です。
5. 説明文に「状態」が書かれていない
中古品で買い手が最も気にするのは状態です。 「目立った傷や汚れなし」だけでなく、どこをどう見たのかを書くと安心されます。
汚れがある場合も、隠さず写真と文章で示したほうが結果的に売れます。 返品や評価のトラブルも避けられます。
それでも売れないとき
当社の実績では、最終的に売れなかったのは14.3%でした。 9割近くは、時間をかければ売れています。
90日待っても動かない場合は、時期をずらして出し直すのが有効です。 出品し直すと新着として扱われ、見られる機会が戻ります。
この記事の数字について
本文の数字は、当社が委託販売として実際に出品し落札が成立した 19,448件の記録から算出しています。推定や一般論ではありません。
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